どっちが効果的?広報担当者が悩みがちな広告とPRの違いを徹底解説!

2020.04.06 広報ノウハウ

 経済の発展とともに人々の生活は大きく変わり、ますます便利になってきました。それは広報の分野も例外ではなく、活動内容もここ数年で大きな変化を遂げてきました。

広報・PRの手法も日々変化し、その選択肢は非常に多様になってきています。そんな中で広報担当のみなさんがまず悩むことの一つに「自社にとって最適な広報手段の選択」が挙げられるのではないでしょうか。

 SNSの誕生とともにその利用者数は右肩上がりで伸び続けており、働き世代だけ見るとその大半がSNSを利用しているのではないでしょうか。これまで情報の発信源は新聞、テレビ、ラジオなど主要メディアであったものがインターネットやSNSの普及により個人の発信が一般化。

今や口コミが購買の意思決定に大きく影響するようになりました。それだけ第三者からの評価、評判といったものが重視される時代になってきていることがわかります。かつては物を作れば売れるという時代でしたが、物が溢れる時代となった現代では、顧客は物だけでなく付加価値を求めるようになってきたのです。
 
 今回は広告とPRそれぞれの特性を見ながらどちらが効果的かご紹介したいと思います。

広報PRをする上で重要な3つのこと【無料】

PRと広告の重視すべき点

 自社のことを広く知ってもらうための情報発信という点からPRと広告は同じように見えますが、目的や効果が似ていても明確に違う点があります。広告は広告主がメディアを通して自社が発信したい内容を発信します。主張したい内容を自らの表現で発信できるため、直接的なアプローチができるというメリットがあります。

 一方、PRはメディアが発信者です。発信内容はメディアに一任することになりますが、第三者の客観的なメッセージが発信され、受け手である消費者の信頼度が広告と比べて格段と高くなります。広告は費用さえ払えば誰でも打てますが、PRはメディアが取り上げる対象を選ぶため、必ず出れるわけではないという難しさがあります。ただ、その難しさを知っていてもPR活動をするのは、広く認知される効果に「メディアが厳選した特別感」が加わるからなのです。
 
 広報には大きく分けて社外広報と社内広報があり、多くの人がイメージするのは社外広報ではないでしょうか。広告とPRどちらが良いかというと、それぞれの性質を理解しながら企業が今後取っていきたい戦略に合わせて広報マーケティング施作を講じていただければと思います。

すぐにでも始めるべきPR活動

 いくら素晴らしい製品やサービスを開発しても情報を発信しなければその存在と良さは消費者に届きません。良い製品を作り続ければいつか誰かが見つけてくれる。SNSが普及した現在ではその可能性はないとは言い切れませんが、かなり気長に待つ必要がありそうです。
 しかし企業は売上が上がらなければ存続できませんので、積極的な情報発信が不可欠です。

◉ ターゲット設定

 効果的なPRを行うためには「誰に」「何を」「どう伝えたいのか」そして「どうなりたいのか」を明確にする必要があります。まずは製品・サービスの具体的なターゲットを明確にし、そのターゲットに適切なメッセージを届けるためのプロモーションを展開していくことで効果を高めることが可能になります。
 

◉ メディア・リレーションズ

 マスコミ四媒体と称される新聞・雑誌・ラジオに加えて通信社やWEB媒体などのマスメディアと良好な関係性を構築することはPR・広報活動において非常に重要です。より多くの対象に情報を届けるためには、影響力の高いメディアを活用することが最も効果的ですので、メディアに向けた情報発信は欠かすことができません。

プレスリリースを継続的に送り続け、自ら情報発信することでメディアで取り上げてもらう可能性を高めていきましょう。
 

 しかし、マスメディアは日々大量の情報を手にしており、何を発信するかを精査して決定していきます。一方的に自社の伝えたい情報を発信するだけでは担当者の目には止まりません。効果的なプレスリリースを継続的に送り続けることを心がけましょう。

◉ SNS運用

 SNSの普及により企業のオフィシャルページを持っている企業も少なくないのではないでしょうか。SNSはファンを作るという点でも非常に優れています。ユーザーとの距離感が近く、直接コミュニケーションすることで親近感を感じてもらいやすくなります。

 時にはメディア以上の力を発揮することもあり、「SNSで話題の・・・」とメディアで取り上げられることも珍しくなくなってきており、上手に活用できれば広報やブランディングにもつながります。


 ただし、SNSは良くも悪くも会社のイメージをダイレクトに発信できてしまうため投稿内容や使い方に十分注意しながら効果を得ていきたいですね。

おわりに

 PR活動は企業の発展に大きく寄与します。PRは広告と違ってやりたいと思ったタイミングに実施してすぐに効果を得られるものではないため、継続的に行う必要があります。すぐにでも始めたいと思っていても人材が足りない、そんな余裕がないという企業も少なくないでしょう。


 まずはSNSなど自社でできるところは自社で対応しながら、メディア・リレーションなど専門的な部分はPR会社などプロの力を借りてノウハウを蓄積してみてはいかがでしょうか。
 
 会社を安定的に存続し、繁栄させるために広報が非常に重要な役割を果たすことがわかります。とはいえ、走り始めのときほど会社の基盤を築くために営業活動が忙しく、広報にまで手を割けないという企業も少なくないと思います。ノウハウもないのでゼロから勉強するのは相当な労力と時間が必要になってきます。
 
 そんな場合は事業が軌道に乗るまではPR会社など外部のプロフェッショナルの手を借りてノウハウをためながら戦略的にブランディングし、会社の知名度を上げることを考えてみてはいかがでしょうか。

「広報活動について調べているけど、効果に繋がる広報活動が出来るか心配。」
「うちはまだ会社立ち上げて間もないし、そんなに予算は割けない。」
「メディアリレーションについて理解はしたけど、時間も人も足りてないし、正直大変そうだなぁ…」とお悩みの方。

弊社ではメディア側から直接メディア出演・取材依頼が届き、高確率でメディア出演が可能な「メディチョク」というサービスを提供してます。現在、全国各地のメディア関係者が利用しており、低コストで広報担当を設けずに広報活動を実現することも可能です。是非「メディチョク」を使って、効率的に自社の魅力をPRしてみませんか?

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