【保存版】プレスリリース配信サービス12社徹底比較!メリットやデメリットなど
プレスリリース配信サービスを利用すると、Web上にプレスリリースを公開することが出来るため、メディア担当者の目に止まりやすくなります。インターネットが普及してネット検索でネタを探すメディア担当者も増えたため、プレスリリース配信サービスの導入を検討している企業は多いのではないでしょうか。
この記事では、プレスリリース配信サービスの導入を検討している方に向けて、プレスリリース配信サービスを選ぶ際のポイントや、メリット・デメリット、メディアと直接繋がる方法をご紹介します。
無料・有料に分けておすすめのサービスをご紹介するので、ぜひ自社に合ったサービス選びの参考にしてみてください。
そもそもプレスリリースとは?
プレスリリースとは、「プレス(press/新聞・新聞社)」と「リリース(release/発表・公開)」の2語を組み合わせた言葉で、企業や団体がマスコミなどの報道機関(メディア)に対して新しい情報を発表することを意味します。
プレスリリースの目的は、メディアに取り上げられることです。メディアに取り上げれることによって、会社や商品の認知度が上がるなどの恩恵を受けることができます。逆にいえば、メディアに取り上げられないプレスリリースは配信方法や内容を早急に改善する必要があります。
プレスリリース配信サービスとは
プレスリリース配信サービスとは、メディアに向けて自社の情報を発信するプレスリリースをWeb上で投稿出来るサービスのことです。メディアに取り上げられたい企業とメディア担当者をWeb上で繋ぐサービスだとイメージしてもらえるといいと思います。有料のサービスと無料のサービスがあり、それぞれ特徴が異なります。これから詳しくご紹介します。
プレスリリース配信サービスの4つのメリット
プレスリリース配信サービスを利用すると、どのようなメリットがあるのかここでは4つのポイントに分けてご紹介します。
1:自力で繋がることが難しいメディアと繋がる可能性がある
大手メディアもプレスリリース配信サイトを利用しているので、自力ではアプローチが難しかった有名メディアと繋がることが期待できます。また、複数のメディアに同時に配信することができるので、業務の効率化にも繋がります。
2:Webに掲載することでメディア担当の目に止まりやすくなる
メディア担当者は掲載ネタを探す際、Web上で情報収集をしています。プレスリリース配信サービスはWeb上に記事を掲載するサービスなので、メディア担当者が情報収集している際に検索結果に、引っかかる可能性があります。プレスリリースを掲載する際は、検索キーワードなども考慮して作成するといいでしょう。
3:提携しているメディアに自動掲載してもらえる
多くのプレスリリース配信サービスは、自社が運営しているメディアを保有しています。そのメディアに企業が配信したプレスリリースを自動掲載される場合があります。メディアに掲載されることで、よりメディアの目に止まる確率があがります。是非、プレスリリース配信サービスを検討する際には、「メディアに自動掲載されるか」という点を確認してみてください。
4:SNSで拡散される可能性がある
SNSで情報収集をするユーザーが増えていることから、プレスリリース配信サービスに掲載した情報がSNSで拡散されることも期待できます。また、PR TIMESなどは、自社のSNSアカウントをもっており、そこにも自動掲載されます。
プレスリリース配信サービスのデメリット
プレスリリース配信サイトを効率よく使うためには、デメリットも知っておく必要があります。ここでは3つご紹介します。
1:必ずメディアに取り上げられるわけではない
プレスリリースを配信したからといって、必ずメディアに取り上げられるわけではありません。メディアの目に止まるかどうかはプレスリリースの内容だけでなく、メディア側の都合とマッチするかという運の要素も必要になってきます。よく、お金を払ってプレスリリースを出せばメディアに出られると思ってらしゃる方がいますが、それは大きな勘違いです。
2:数を多く打つ必要がある
毎日多くのプレスリリースが配信されるので、メディアの目に止まるためには配信する数を増やす必要があります。プレスリリースを1枚作るのに、ネタ作りや文章作成など多くの時間がかかります。専門の広報担当が複数人いる場合はいいですが、広報部門のない企業は工夫をする必要があります。
3:単発で終わる可能性がある
運良くメディア露出につながっても、メディアとのコネクションができるわけではないので、単発で終わる可能性があります。メディア露出は地道な活動の継続が必要であるということを理解しておきましょう。
メディアに直接プレスリリースを送りたい、メディアからの取材依頼を効率的に獲得したいという方は、メディアマッチングプラットフォームを検討してみてもいいと思います。
プレスリリース配信サービスを導入時に見るポイント
ここまでプレスリリース配信サービスを利用するメリットをお伝えしました。ここでは導入を検討する際に見るべきポイントを5つご紹介します。
◎サービス利用料金
プレスリリース配信サービスの平均的な1本あたり料金は2万円〜3万円です。サービスによって値段が大きく異なりますが、価格はあくまで1つの判断軸にしてください。
◎提携メディア
サービスごとに提携しているメディアが違います。特定のジャンルに強いサービスであったり、利用メディア数が多いサービスであったりそれぞれ特徴があります。導入時に見るポイントとしては、自社の商品・サービスとマッチするメディアがいるのかどうかという点に注目してください。
◎サポート体制
サービスによってサポート体制やオプションサービスが異なります。比較検討する際には、これから広報活動を本格的に始めるところや、広報部門がない企業はなるべくサポート体制が手厚いサービスを選びましょう。
◎プランの数
お試しプランや半年プラン、1本ずつ配信するプランなどサービスによって利用出来るプランが違います。自社の広報フェーズや予算に合わせてプランを選ぶと良いでしょう。
◎SNSや自社メディア保有の有無
PR TIMESなど一部のプレスリリース配信サービスは、自社のSNSアカウントを持っていてそのアカウントに自動で掲載される場合があります。検討する際は、SNSや自社メディアの保有の有無も確認しておくといいと思います。
有料プレスリリース配信サービス6選
それでは、実際のプレスリリース配信サービスにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは厳選した有料サービスを6つご紹介するので、ぜひこれらのツールを試してみてください。
PR TIMES
プレスリリース配信サービスで、国内シェアNO.1なのが「PR TIMES」です。東証一部上場企業のベクトルグループが運営しており、現在上場企業の約43.54%が利用しています。(2021年4月現在)日本経済新聞・産経新聞・朝日新聞・Yahoo!ニュースなども利用しており、大手メディアへの露出が期待できます。また、他のメディアへの自動掲載や自社保有のSNSアカウントで掲載するなど、その他のサービスも充実しています。
【料金プラン】
・従量課金プラン:30,000円 / 1配信
・月契約プラン:80,000円 / 月
・半年契約プラン:75,000円 / 月
・年間契約プラン:70,000円 / 月
@Press
プレスリリース配信サービスの中で、1配信当たりの平均記事掲載数が圧倒的に高い事が特徴なのが「@Press」です。メディア保有数は8500メディアで、WEBメディアから新聞・雑誌・通信社・TV・ラジオ・フリーペーパーまで、幅広いメディアにアプローチ可能です。また、全リリースでプロスタッフによる原稿チェックと配信リスト作成をサポートしてもらえます。その他にも、FAX配信サービス、他のメディアへの自動掲載、自社保有のSNSアカウントで掲載などサポートが充実しています。
【料金プラン】
・ライトプラン:30,000円 / 1回
・ライトプラスプラン:39,800円 / 1回
・スタンダードプラン:59,800円 / 1回
※それぞれ初回限定で、3回・6回・12回のチケットを購入することができます。
Value Press
プレスリリース配信サービスで国内NO1の利用者数を誇るのが、「Value Press」です。2021年の利用者数は65,000社で、特に中小企業からの支持が多いです。全国紙からニッチメディアまで、あらゆるジャンルの媒体を網羅しており、11,000件以上のリストから最大1,000名の記者へプレスリリースを配信することが可能です。概要を入力するだけで、専属のプロのライターにリリース原稿を作成してもらえるというサービスがあるので、広報初心者の方にオススメのサービスです。
【料金プラン】
・フリープラン:0円
・エコノミープラン:30,000円 / 1配信
・スタンダードプラン:30,000円 / 30日ごと
・ビジネスプラン:70,000円 / 30日ごと
共同通信PRワイヤー
共同通信PRワイヤーはその名の通り、共同通信社が運営するプレスリリース配信サービスです。独自のネットワークを活かし、国内だけでなく海外のメディアにもプレスリリースを配信できることが特徴です。国内リリースにおいては、配信リリースの約77%が記事になっているというデータもあります。NHK・日本テレビ(NTV)・日本経済新聞・朝日新聞など大手メディアが利用しています。
【料金プラン】
<国内>
・ライトプラン:66,000円 / 1配信
・スタンダードプラン:85,800円 / 1配信
※その他年間コース(5回・10回・12回・20回・30回)がある。
<海外>
・アメリカ:178,420円
・中国:263,230円
・ヨーロッパ:253,220円
DreamNews
DreamNewsはプレスリリース配信サービスでNO1の安さを誇ります。30日間配信し放題なので配信の総量を増やすことができます。配信可能なメディア数は新聞、雑誌、フリーペーパー、ニュースサイト、テレビ、ラジオなど全国7,000以上で、朝日新聞など有力メディアも利用しています。広報に予算をさけない企業にオススメのサービスです。
【料金プラン】
・30日間プラン:11,000円 / 無制限
・360日プラン:110,000円 / 無制限
Digital PR Platform
Digital PR Platformは、PR会社であるプラップジャパンが運営するプレスリリース配信サービスです。独自のコネクションを活かして、読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞など大手メディアと提携しています。
【料金プラン】
・STAR VENTURE:360,000円 / 年
・STANDARD:1,200,000円 / 年
・PREMIUM:2,600,000円 / 年
※Digital PR Platformの利用には、PRAutomationへの登録が必要です
無料プレスリリース配信サービス6選
有料サービスをやる余裕がないという方や、費用対効果が出るか不安という方は、まずは無料サービスを利用してみるといいと思います。ここでは厳選した無料サービスを6つご紹介するので、ぜひこれらのツールを試してみてください。
無料プレスリリース配信サービスと有料プレスリリース配信サービスの大きな違いは、SEO対策ができているかどうかです。有料プレスリリース配信サービスの方が、ネット検索をした際に検索結果に表示されやすいということを覚えておいてください。
PR-FREE(ピーアールフリー)
PR-FREEは完全無料でプレスリリースを何度でも配信できるプレスリリースサービスです。投稿数の制限がなくすべての機能を完全無料で利用できるのが主な特徴です。ユーザー登録が不要で、個人事業主やフリーランスの方でも利用することができます。メディア保有数は公表されていませんが、提携メディアの数を随時増やしているそうです。
WEB PR
WEB PRも完全無料で使えるプレスリリース配信サービスです。WEB PR上に登録したプレスリリースを、複数の提携サイトに同時配信するというのが主な特徴です。SEO対策も同時にできるところが他とは違う点です。
HARMONY PRESS
HARMONY PRESSは、総合Webコンサルティング会社HARMONYが運営している、無料のプレスリリース配信サービスです。現在、37,566件のプレスリリースが配信されていて、会員数は6218名です。会員登録をすることなく利用することができます。
プレスリリースゼロ
プレスリリースゼロも、無料で利用できるプレスリリース配信サービスです。新聞・雑誌・インターネットメディアが対象です。投稿した内容を提携しているWEBサイトに掲載することができます。
ぷれりり(PRERELE)
ぷれりりも完全無料で利用できるプレスリリース配信サービスです。旅行・広告・情報・金融などジャンル分けされていて、会員登録がなく利用することができます。無料のプレスリリース配信サービスの中では、デザインがよく比較的見やすくなっています。
イノベーションズアイ
イノベーションズアイは産経新聞グループが運営している、無料のプレスリリース配信サービスです。会員登録が必要で、現在13,628人の会員がいます。(2021年4月現在)大手メディアが運営しているサービスなので、信頼できるサービスです。
プレスリリース配信サービスに限界を感じたら
いかがでしたでしょうか。プレスリリース配信サービスは、効率的に広報を行うことができる有効なサービスとなるでしょう。しかし、プレスリリース配信サービスはあくまでプレスリリースを配信するだけであり、メディアに取り上げられるためには、メディアに直接見てもらうことが何より重要です。
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